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羽毛の利用状況を調査しています。

食痕などで野外に残された羽毛は、エナガの巣作り等に利用されていると言われていますが、詳しく調べられた報告はほとんどありません。 そこで、野外に放置した羽毛をセンサーカメラで撮影し、どの様な生物が利用しているか調査することにしました。

調査は日本鳥類保護連盟の藤井さんと協同で行っており、相模原市立博物館の秋山さんにも協力を頂いています。

調査状況の写真を整理しました。カメラによる録画は平成22年4月14日〜5月31日の期間で行いました。
調査結果はホームページで順次報告する予定です!


■調査箇所の状況
調査は落葉広葉樹林内で行いました。

■羽毛の放置状況
羽毛は風でとばされないよう、倒木の間に放置しました。手前の機械はカメラです。

■カメラの画像
録画しているカメラの画像です。夜間も観察できるよう赤外線カメラを使用しました。

羽毛の利用状況調査 中間報告

現在、動画を解析中ですが、途中経過を報告します。

放置した羽毛の持ち出しが確認されたのはエナガとハシブトガラスで、エナガは複数回羽毛を持ち出しています。
羽毛の持ち出しは確認されませんでしたが、カメラにはコジュケイのほか、タヌキやハクビシン、ノネズミ類などの哺乳類やヘビ類、甲虫などが撮影されています。
現在、画像を解析中です。


■エナガ
枝に止まったエナガが羽毛をくわえています。

■エナガ
羽毛をエナガが持ち上げています。

■ハシブトガラス
大きめの羽毛をくわえています。

■コジュケイ
コジュケイが親子で訪れました。

■タヌキ
餌を探しているようです。

■ハクビシン
ハクビシンも訪れました。

■ネズミ類
餌を探しているようです。

■ヘビ類
アオダイショウらしいヘビが昼間に訪れました。

■甲虫類
オサムシらしい甲虫が夜間に訪れました。